FIVA206VLと悩んだ挙句、画面の広さ、速度、
そしてあのツルツルボディに惹かれてs30を買いました。
このページではs30を使っていて気づいたことを書いていきます。
あまり深く追求せずに書いてますので、間違いがあれば指摘してもらえると助
かります。
通常のSO-DIMMで、特に大きさなどに制限はありません。
ただし、「SPD対応メモリ」でないと動きません!
数年前に買った64MBのメモリを刺したのですが、
容量はちゃんと認識しますが「SPD非対応のメモリです」という意味のエラーが
BIOS画面で出力され、ブートできませんでした。
最近買った128MBのノーブランドのメモリなら正常に動きましたので、
最近のものはSPDに対応がしているのが普通なのかも知れません。
でも、買うときはチェックしましょう。
Windows2000 Professional上で、DocomoのPHSカードの 「32kパルディオ・データカード DC-1S」を刺したのですが、 ドライバを組み込むところでハングしてしまいます。 原因はリソースの競合にあるかと思います。 ThinkPad Clubの情報を参考にデバックモードでカード刺しても ハングします。 SAFEモードではドライバはインストールでき手動設定に変更しても、 通常モードではハングします。 いまはお手上げの状態です。
別のPHSカードであるDC-1Pで試してみたら、無事に認識しました。 DC-1Sがダメなのか、このカード自体がダメなのか原因は不明です。 Linuxでもハングしたので、このDC-1Sがハード的に問題があるようです。
s30はDISK TO DISK機能を搭載し、
リカバリー時のHDDをイメージをHDD上に持っています。
具体的には隠しパーティションにWindows98が入っており、
HDDコピーツールが仕組まれているようです。
また、起動時にF11キーを押していると、このパーティションから
起動するプログラムがMBRに仕組まれています。
具体的に初期出荷時のパーティションイメージは以下のようになっています。
パーティション | 内容 | 容量 |
---|---|---|
hda1 | FAT32 | 17.8GB |
hda2 | Hidden FAT32(D2D用) | 1.2GB |
私はWindows2000とLinuxを入れるため、以下のような パーティション構成にしました。
パーティション | 内容 | 容量 |
---|---|---|
hda1 | FAT32 | 2.5GB |
hda2 | Hidden FAT32(D2D用) | 1.2GB |
hda3 | FreeBSD | 1.0GB |
hda4 | 拡張領域 | ----- |
hda5 | Linux | 3.0GB |
hda6 | Linux Swap | 512MB |
hda7 | NTFS | 10.0GB |
どうもWindows2000のCD-ROMにはUSB CD-ROMのドライバは入っていないようです。
そのため、CD-ROMブートで起動はできますが、インストーラは途中で止まります。
そこで、WindowsMe上から、Windows2000のインストーラーを起動し、
Dドライブに新規インストールしました。
なお、出荷時にはCドライブがフルにうまっていたので、
LinuxのCD-ROMなんかについているFIPSでCドライブの容量を2.5GBに減らしました。
Windows2000の起動ディスクのtxtsetup.sifファイルに
USB\VID_0644&PID_0000 = "usbstor" USB\VID_04B3&PID_4427 = "usbstor" ← この行を追加
と、ID=644の下に1行追加すればいいという情報があります。
これもインストーラーのkernelがUSB CD-ROMに対応していないようで、 CD-ROMからインストールできません。 そこで、CD-ROMのISOイメージをWindowsパーティション上に置きました。 CD-ROMブートして、インストーラを読み込んだあと、インストール元を HDD上のISOイメージファイルを選択するわけです。 どうもTurboLinuxはHDDをインストール元に選べないようです。 そこで、私はRedHat Linux 7.1をインストールしました。
RedHat Linux 7.1で注意が必要なのが、まずインストーラの表示を英語にすること。 そして、最後の「X Window Systemの起動テストするか?」に対して「No」と 答えることです。 X自体は正常に動くのですが、終了して画面が復帰するときにブラックアウトして しまいます。そこで、この段階ではXは動かさないようにするのが無難です。
RedHat Linuxを入れたら勝手にMBRを書き返れてしまいました。 Disk To Diskを使えるようにするには、インストールする前にDisk To Diskの リカバリーFDDを作っておきましょう。
RedHat Linux 7.1を入れると問題なくX Window Systemも動きます。 しかし、Xを終了すると画面がブラックアウトします。 これはXFree86 4.0.3 が問題で、4.1.0にアップデートすると解決します。 ここではそのバージョンアップ方法を簡単に示します。
まずは、 XFree86のダウンロードページ から、 Xxserv.tgz と Xmod.tgz をダウンロードします。 次に、現在のXのプログラムのバックアップを取ります。
# cd /usr/X11R6/bin # mv X X.old # mv XFree86 XFree86.old # cd /usr/X11R6/lib # mv modules modules.old次に先ほどのファイルを展開します。
# cd /usr/X11R6 # tar zxvf Xmod.tgz # tar zxvf Xxserv.tgzこれでサーバ部分だけのバージョンアップですが、正常にXを終了できます。
LinuxではEthernetも認識しますし、X Window Systemも 1024x768で動くし、 USBマウスもちゃんと認識するので通常の使用では特に困りません。 ただ、ちゃんと動いてくれない部分もあります。
Thinkpad i Series s30のパーティションイメージを
ネットワーク経由でバックアップする方法です。
WindowsやLinux、そして
Disk to Diskのパーティションをネットーワーク経由で
丸ごとバックアップすることが出来ます。
ここではCD-ROMブートして、母艦のWindows共有ディレクトリに
イメージをバックアップする方法を示します。
必要な機材はbootable CD-ROMドライブと母艦になるWindowsマシン。 私のマシンはWindows2000なのでそれを前提に書きます。
準備として、まずはLinuxを使ったフロッピーでブート可能な
Trinuxです。
私はFD版ではなくISO Image版を使い、CDに焼きました。
フロッピー版でもmoduleをダウンロードすれば可能です。
ただ、CD-ROM版だとmoduleが全部CDの中に入っているので、
ちょっとだけ楽ができます。
次に母艦側の準備です。
まず、ftpdが必要です。
これはThinkpadにmoduleを転送するのに使います。
私は手軽な
Tiny FTPDを使いました。
セキュリティのため、192.168.0.100(Thinkpad i Series s30)だけ接続許可を与えます。
その次に、CD-ROMのtrinuxディレクトリを母艦のCドライブに全部コピーします。
事前準備は以上です。
それでは実際の作業に入ります。
まず、trinuxのCDをThinkPadに入れて起動します。
そして、F12キーを押して、「CD-ROM Drive」を選択し、CDがブートします。
無事に起動すると、IPアドレスの設定を聞いてきます。
私は192.168.0.100としました。なお、母艦は192.168.0.1です。
起動できたら、必要なmoduleなどをゲットします。
bash# cd /tmp bash# ftp 192.168.0.1 Name (192.168.0.1:root): noz Password: ぱすわーど ftp> bin ftp> cd trinux ftp> get diskutil.tgz ftp> mget smb* ftp> cd modules/kernel/fs/smbfs ftp> get smbfs.o ftp> quit以上で必要なmoduleの取り込みが出来ます。 次に登録です。
bash# insmod smbfs.o bash# pkgadd smbcore.tgz bash# pkgadd smclient.tgz bash# pkgadd smmount.tgzそして、次にWindowsの共有ディレクトリをmountします。 ここでは母艦のEドライブである "E$" をmountします。
bash# mount -t smbfs -o username=noz //192.168.0.1/e$ /mnt Password: ぱすわーどこれで /mnt以下が母艦の共有ディレクトリになっているはずです。 それではバックアップを取ります。 まずはDisk to Diskパーティションのhda2を取ります。
bash# dd if=/dev/hda2 | gzip -9 | dd of=/mnt/BACKUP_S30/hda2.gz他のパーティションもhda?の値を変えるだけです。 restoreするのは逆に
bash# dd if=/mnt/BACKUP_S30/hda2.gz | gzip -d | dd of=/dev/hda2とします。
また、
bash# fdisk /dev/hdaとすることで、パーティションテーブルを編集することもできます。
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